【コラム】温熱計算について

今回は、温熱計算についてのお話です。

温熱計算について

温熱計算1.jpg

温熱計算とは、いわゆる外皮計算のことです。

東京など、6地域のUA値がHEAT20のG1グレードである0.56若しくは、
G2グレードである0.46をクリアできる設計をしていきます。
性能を高めようとする設計だけでなく、使用する素材にもよりますので、予算との兼ね合いも含めて検討が必要です。

温熱計算の重要性

一生に一度あるかないかの家づくり。
建てる予定の家がどの程度の断熱性があるのか1棟1棟計算していきます。
下記のグラフは近畿大学建築学部の部長・岩前篤教授が出している健康と住宅の関係がわかるデータです。

温熱計算2.jpg

アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピーなども症状について、引っ越し前と後の変化を比べた調査結果です。
特に住宅性能の高い住宅へ引っ越した人ほど改善率が高いということが分かると思います。
住宅と健康はとても密接な関係性があることがわかってきて、医学にも注目されています。

UA値、Q値とは
外皮計算とは「外皮平均熱貫流率(UA値)」を算出する計算のことです。
UA値は、Q値「熱損失係数」に変わる指標で、数値が小さいほど性能が高いことを表します。
建物の各部分(外壁・窓・天井・床)から逃げる熱損失を計算し、外皮面積で割って求めます。

外皮面積とは、外壁・窓・天井・屋根・床・ドアなどで、外部と面している部分のことを指します。
Q値は各部分の熱損失量を合計し、それを床面積で除いて求めていました。
UA値は、熱損失量を外皮面積で除いて求めます。
また、UA値に関しては、換気による熱損失は考慮していません。

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