【コラム】夏の暑さのしのぎかた

リフォームをしているとよく聞こえてくるのが・・・

「古い家は窓が大きいから風が通ってクーラーなんかいらないんです」

確かに昔の家は南北に大きな窓があり、風が通って気持ちがいい・・・。
ただ、現在の夏は冷房無しでのりきれる、なんてことは不可能です。
冷房をつけていてもなかなか涼しさが保てない・・・と思っている方いませんか?
その原因、窓にあるかもしれません。

夏の暑さ対策

連日暑い日々が続いています。年々暑くなる夏。
家で過ごす時間が増えている今年は家の中での熱中症も心配されています。
今回はリフォームの目線から対策できる事を考えてみました。

「暑さ」の原因は
≪窓から熱が入ってくる・逃げる≫
こと
夏の家の温度を左右するのは断熱材と思う人が多いようですが、熱の出入りは73%が窓からなのです!

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ただ、昔建てられおり断熱材が全く入ってない家では割合は変わってきそうです。
それにしても、窓の役割は想像以上に大きいことがうかがえます。

窓の見直し

やはり、こんなにも暑さに大きく影響する窓をなんとかすることが、暑さを和らげる一番の方法!
窓本体の交換ができれば一番いいのですが、既設のものと規格が合わないことが多く
価格が高くなることもしばしば・・・
そこで比較的安価にできる方法として今回は3つお話させてください。

窓ガラスを替える

皆さんのご自宅の窓ガラスは1枚ガラス(シングルガラス)でしょうか?
もしシングルガラスであれば、窓のフレームはそのままに
ガラスだけを複層ガラス(2枚ガラス、3枚ガラス)に変えてみたり
Low-E複層ガラス(断熱・遮熱性を高める加工が施してあるガラス)に替えることができます。
この方法の利点としては、工事が短期間で終わることができ、
お客様の負担も少なくてすむということ!
(リフォームって他人(職人)が家の中で作業するからある程度ストレスがかかりますよね・・・)

内窓を付ける

今ある窓の室内側にもう一度窓を付ける方法です。
イメージとしては、昔ながらの和室にある内障子、内窓自体がペアガラスになっていて、
室内から外気まで二層の空気層ができることになり断熱効果は高くなります。
さらに、防音効果も期待でき、工事も短期間で済むのでお客様の負担も少なく済みます。

日よけを付ける

最後に、シェードやオーニングを付ける方法です。
各サッシメーカーが商品をだしています。
窓の外につけて、日差し家の中に入れないようにする商品です。
すだれの進化系のような感じですが、シャッターボックスのようなものが付き
スマートで見た目もスッキリ窓にも違和感なくなじみます。
もっとも安価で手軽な方法です。

費用と目的に合わせて、工事内容を決める事をお勧めします!!

工事以外にもできる事

これまで、工事ありきの方法をお伝えしましたが工事なしでできる日差し対策もあります。
≪グリーンカーテン≫としてゴーヤやヘチマ、朝顔などを育ててみるのも立派な暑さ対策です。
手入れは必要になりますが、楽しみながらできる日よけ対策です!
また、昔ながらのよしずやすだれ、ちょっとしたおしゃれなシェードもホームセンターなどに安価に売っていますので是非見に行ってみて下さい。

今回、断熱対策として窓のことを中心にお伝えしました。
費用と効果・生活スタイルに合わせた方法を是非考えてみください!
これまで相談に来られた方の中でも、断熱性がきっかけで家の不便に向き合う事になったという話も多くあります。
気になった時がリフォーム時!!
今暑いのがすぐに解消させるわけじゃないよね・・・。
なんて諦めず、今から動いて来年は快適な夏を過ごしませんか?

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