【コラム】台風被害ありませんか?

千葉県で長期化の停電が発生した2019年の台風15号。
東京都では、計画運休などが実施され、台風が過ぎた後も、倒木の被害などがありました。
安心して暮らすために建てる家。何を意識しておけば「安心」につながるのでしょうか?

東京都府中市の台風被害

台風1.jpg

府中市では市道の倒木が22件、施設の破損が9件、雨漏り被害が12施設発表されてました。
雷の被害もあり、約1600軒で停電の被害が発生したそうです。

雷の被害といえば、よくお電話をいただくのは
「気づいたらインターホンが使えなかった。」
「家の外の電気がつかなくなっていた。」
という連絡です。
雷が鳴っていたなぁ、という日から少し時間がたってから、電話がきます。
気づくのに少し遅れがちな被害なので雷の後は一度確認してみるのもいいかもしれません。

風速80メートルの世界とは

最大瞬間風速57.5m/sを記録した台風15号。一番注目された被害は屋根の破損でした。
被害を受けた住宅の多くは屋根材に瓦やトタンを使った"昭和時代"に作られた建物だったそうです。
瓦は屋根に固定する針金が切れていたり、ヒビ割れていると、強風にあおられて飛んでしまいます。
1枚でも飛んでしまえばそこから風が入って残りの瓦が、さらには屋根そのものが吹き飛んでしまうそうです。

もし、風速80メートルの台風がやってきたら・・・。
台風銀座といわれる沖縄では、鉄筋コンクリート造で風に備えています。
あまり被害の多くないその他の地方では、木造が多く、
避難場所として鉄筋コンクリート造の公共の建物がつくられますが
価格が高く、なかなか手が届きづらいですよね。
木造住宅でも、耐震等級が高い家は地震に強いのですが、
風に対しての強さは、建物の形状や周辺の立地によっても変わるそうです。
風の流れも考慮して家を建てることが、これからに家づくりには必要になりそうですね。
自然環境に対応し、家づくりも進化していかなければいけませんね。

何を備蓄しましたか?

また、コロナの影響もあって断捨離でモノを減らす暮らし方から備蓄をしていく暮らしへと
変化してきているのを感じている日々ですが、
台風などの災害があると、さらに身に沁みますね。
多分大丈夫、とは思いつつ「水」は購入しておきました。
必要量を備蓄する場所の重要性を感じます。
収納場所の最適な広さはもちろんですが、
・取り出しやすい場所に置く
・ひとまとめに片付けておく
ことができればベストですよね。

食料品は「ローリングストック」といって日常で使いながら
常に必要量を準備しておく、という日頃の習慣化が必要です。
手が届きやすい場所で常に目につくようにしまい込まない収納にする、というのもいいですね。

災害の報道を見るたびに家は安心できる場所であり、
それを作っていく住宅会社の使命を強く感じます。
安心な毎日が過ごせる家づくりを目指して日々勉強を続けていきます!

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