【コラム】窓から考える家づくり

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家づくりを考える際に、窓のことを考えたことはありますか?
あって当たりまえの窓ですが、とても重要な役割を果たすものです。
一度じっくり考えてみましょう。

家の南側にははきだし窓があります

窓のことを近頃よく考えるのです
自分が建築士になる前は知識がありませんでしたが
当時は大きな窓があれば開放的で気持ちがいいだろう、と思っていました
東京の街中の道路に面した、日の当たりにくい家で育ったので、
南側の陽が入る大きな窓が憧れでした
小さいけれども庭も作り、はきだし窓から庭に出るのも楽しみでした
窓からは庭木もそよそよして、気持ちのいい空間です。

太陽の良し悪し

日当たりのいい、アパートに住んでいた頃のことです。
実際に住み始めたのは十月で、寒くなっていくところでした
陽射しが入って、ポカポカと暖かいのが幸せでした。
ただ、道路に面した南側の窓は、
カーテンを閉めるしかない・・・というのは残念でした。

遮るものが何もなかったので、外から見えてしまう我が家
目隠しのレースのカーテンを閉めておくのが1番落ち着く!
ただ、冬は陽が入るのでかなり暖かな空間になりますし、なにより明るくて気持ちがいいです。
ところが・・・
夏になってびっくりの暑さでした
特に、はきだし窓から続くバルコニーの部分には、直接出たら火傷しそうな暑さ!
その夏に慌てて外部にシェードを設置しました
(すだれのようなものですが、開け閉めがしやすくなっていて便利です)

夏の季節、とにかく暑いです。
シャッターを開けて外へ出たら、家の中の温度がかなり上がってしまいます
いくら高性能の窓でも、外壁部分とは熱の伝わり方が違います
冬は暖かく、夏はかなり暑い大きな窓。
地球温暖化がいわれる現在、冬の寒さと夏の暑さ。
どちらを優先して考えるかは、大きな問題です。

暑さをしのぐために、内部のカーテン以上に効果が高いのは
外部のシェードや目隠しルーバーを設置することですが・・・
やや費用がかさんでしまうので最初から計算に入れておいた方がいいと思います

家づくりおいて窓をどうするかは、実は大きなポイントになるものです。
外部と家をつなぐものになりますから。
光をどう取り込むのか、風をどう通らせるのか、はもちろん大切です
さらに洗濯物を外に干すか、庭仕事が好きかどうか、という
暮らし方によっても、大きな違いがでます。

なんとなく、や一般的に、ではなく
用途をイメージして設置する場所などを考えることをおススメします!
自分のイメージだけでなくどう暮らしていくか、
どんな毎日を過ごしているかを振り返って、何がベストかを考えてみてください。

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